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論文

Relationship between viscosity and acyl tail dynamics in lipid bilayers

長尾 道弘*; Kelley, E. G.*; Faraone, A.*; 齋藤 真器名*; 依田 芳卓*; 黒葛 真行*; 高田 慎一; 瀬戸 誠*; Butler, P. D.*

Physical Review Letters, 127(7), p.078102_1 - 078102_7, 2021/08

 被引用回数:21 パーセンタイル:87.71(Physics, Multidisciplinary)

Membrane viscosity is a fundamental property that controls molecular transport and structural rearrangements in lipid membranes. Given its importance in many cell processes, various experimental and computational methods have been developed to measure the membrane viscosity, yet the estimated values depend highly on the method and vary by orders of magnitude. Here we investigate the molecular origins of membrane viscosity by measuring the nanoscale dynamics of the lipid acyl tails using X-ray and neutron spectroscopy techniques. The results show that the membrane viscosity can be estimated from the structural relaxation times of the lipid tails.

論文

脂質二分子膜を介したイオン移動反応; イオン移動ボルタンメトリーに立脚した理解

白井 理; 吉田 裕美*; 木原 壮林*

Review of Polarography, 44(2), p.76 - 92, 1998/09

超薄膜である脂質二分子膜は、K$$^{+}$$やNa$$^{+}$$など親水性イオンに対して障壁となり、イオン透過は生じないと一般的には考えられてきた。ところが、ジピクリルアミンのような疎水性の強いイオンが膜と接する水相に共存すれば、容易にイオン透過を示すことが知られている。従来は、疎水性イオン自体が動いていると考えられていたが、著者等はボルタモグラム波形の解析により、疎水性イオンとその対イオンが膜中に分配した後、イオンが移動するため、必ずしも疎水性イオンのみが移動するとは限らないことを証明した。本稿では、イオンの膜透過の理論的背景から近年までの実験事実をレビューし、その問題点を明確にした。また、著者等の概念を説明し、従来の考え方における問題点について議論した。なお、本研究は、生体での重金属の取り込みや排出、重金属イオンの膜による分離を考察する上で重要である。

論文

$$gamma$$線照射法による機能性リポソームの調製と応用

細井 文雄; 赤間 和博*

表面, 35(11), p.598 - 609, 1997/00

リン脂質は水中で安定な閉殻型球状2分子膜(リポソーム)を作ることから、機能性製剤材料として巾広く検討されている。リン脂質の1つの応用として、赤血球をリン脂質重合体でカプセル化することにより、これまでの赤血球製剤及びリポリーム内包型製剤の欠点が取り巻くことができると考え、リン脂質の1及び2位、あるいは2位のみに不飽和共役結合をもつリポソームの$$gamma$$線重合、ならびにこれらのリン脂質とコレステロール、飽和脂肪酸、飽和リン脂質からなるリポソームの$$gamma$$線重合を行った。ここでは、速度論的手法, LB膜的手法を用い、その重合挙動及び得られた重合体の安定性について、分子鎖のパッキング及び疎水基間相互作用との関連において考察した結果を紹介する。

論文

Radiation-induced polymerization of unsaturated phospholipid mixtures for the synthesis of artificial red cells

細井 文雄; 大道 英樹; 赤間 和博*; 粟井 浩二*; 中野 善郎*; 遠藤 さゆり*

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 131(1-4), p.329 - 334, 1997/00

 被引用回数:9 パーセンタイル:59.74(Instruments & Instrumentation)

人工血液の合成を目的として、細胞膜の構成物質に類似の構造をもつリン脂質を基にしたモノマーを用いて$$gamma$$線重合を行った。分子中に2個の重合性官能基をもつモノマーDODPCと、1個のみのモノマーAODPCとで重合挙動を比較したところ、DODPCの方がより速く重合すること、また、重合物の分子量もより大きくなることがわかった。水面上にこれらのモノマーを単分子膜として展開したときの圧力と占有面積の関係から、AODPCの方がより密に充填されているため重合が抑制されるものと考えられる。次に、AODPCを原料として、ヘモグロビン、コレステロール、パルミチン酸等を混合して重合させ、脂質の2層膜を合成し、人工血液とした場合の安定性を調べたところ、照射時に2層膜の外部に過剰のヘモグロビンを共存させることにより、2層膜内のヘモグロビンの安定化が図れることを見い出した。

論文

Radiation-induced polymerization of a phospholipid for developing artificial red blood cells

細井 文雄; 大道 英樹; 赤間 和博*; 淡井 浩二*; 徳山 悟*; 佐藤 征*

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 105(1-4), p.318 - 321, 1995/11

 被引用回数:1 パーセンタイル:23.9(Instruments & Instrumentation)

有機機能材料創製に関する研究の一環として、機械的強度が十分な人工血液の創製を目的とし、人工膜によるヘモグロビンの閉じ込めについて検討した。人工膜の素材としてリン脂質を選び、重合可能な不飽和基を有する化合物を合成して、$$gamma$$線により重合させることで安定な閉じ込めを図った。1,2-ビス(オクタデカジエノイル)-sn-グリセロ-3-フォスフォコリンと呼ばれるリン脂質を4$$^{circ}$$Cで$$gamma$$線照射して得た生成物について、液体クロマトグラフィーによる分子量測定、UV分光による重合度の測定などを行い、それらの結果に基づいて速度論的解析を試みた。その結果、不飽和基を有する2本のアシル鎖の間で反応性に違いのあること明らかにした。また、ヘモグロビンを含有させた生成物を動物実験に適用し、良好な安定性を示しうることを明らかにした。

論文

$$gamma$$-radiation induced polymerization of unsaturated liposomes containing unsaturated lipid cholesterol, and saturated aliphatic acid

細井 文雄; 大道 英樹; 赤間 和博*; 徳山 悟*; Nakano, Y.*

JAERI-Conf 95-003, p.507 - 511, 1995/03

1.2-ビス[(2E,4E)-オクタデカジエノイル]-Sn-グリセロホスフォコリン(DODPC)にコレステロールや脂肪酸などを混合したリポソームの$$gamma$$線による単分子膜を作製し、分子占有面積と組成比との関連から、重合挙動について考察した。その結果、DODPCの2本のアシル鎖はそれぞれ単独に重合すること、2位のアシル鎖の重合速度は1位のそれの10倍程大きいことがわかった。また、これらの重合速度及びポリマーの分子量は、コレステロールや脂肪酸の混合によりDODPC濃度が減少するにもかかわらず、著しく増大した。さらに、単分子膜の分子占有面積と組成比との間には直線関係が得られた。これらの結果から、この混合脂質系では成分が相溶せずドメインを形成すること、ドメイン間に疎水基間相互作用が働きDODPC分子の配向性が増すため重合速度が著しく増大することが結論された。

論文

Effect of gamma-irradiation on frozen shrimps for decontamination of pathogenic bacteria

伊藤 均; H.O.Rashid*; N.Sangthong*; Adulyatham, P.*; P.Rattagool*; 石垣 功

Radiation Physics and Chemistry, 42(1-3), p.279 - 282, 1993/00

 被引用回数:7 パーセンタイル:60.37(Chemistry, Physical)

本研究では輸入冷凍エビ12試料について総菌数、大腸菌群、各種病原菌の分布をしらべた。総菌数は1g当り、3$$times$$10$$^{3}$$~6$$times$$10$$^{6}$$個検出され、大腸菌群はEnterobcterが若干検出される程度である。サルモネラ菌は各試料とも全く検出されなかった。一方、病原性ビブリオ菌であるV.parahaemolyticus,V.minicas,V.alginolyticus,V.vulnibicus,V.fluvialisとリステリア菌は熱帯産の試料から広く分離された。総菌数は4~5kGyで90~99%殺菌され、病原性ビブリオ菌、リステリア菌、サルモネラ菌は凍結下3kGyで殺菌可能である。照射による異臭発生は室温下照射では2.5kGyで検知されるが、凍結下の照射では5kGy以上の線量でも無視できる。また脂質の過酸化物価も室温照射では4kGy以上で急増するが、凍結下では10kGy以下では変化が少なかった。トリメチルアミン含量も10kGy以下では全く増加しなかった。

論文

香辛料の精油成分及び脂質に対する$$gamma$$線照射の影響

金子 信忠*; 伊藤 均; 石垣 功

日本食品工業学会誌, 38(11), p.1025 - 1032, 1991/00

7種の香辛料について5から80kGyの線量で$$gamma$$線を照射した。各香辛料中の脂質に対する照射の影響は過酸化物価、ヨウ素価、酸価及びガスクロマトグラフィーによってしらべた。その結果、各香辛料中の過酸化物価は照射による影響は少く、ナツメッグで他の香辛料より過酸化物価の増加が著しかったのは脂質含量が高いためと思われる。ヨウ素価及び酸価の変化も過酸化物価と相関性があった。脂質のGC分析の結果では50kGy照射しても成分変化は全く検出することができなかった。精油成分についてもヘッドスペースガスクロとGC-MSで分析したが、照射による成分組成の変化は認められず、炭化水素及び含酸素化合物に分画した後のガスクロ分析でも成分変化は検出できなかった。一方、加熱殺菌されたクローブでは低沸点化合物の減少が明確に認められた。

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